鉄仙のショートショート

2012年に若年性パーキンソン病を発症。アマチュア作家。

私の小説家デビューについて

 結論を述べると、私の小説家デビューは難しいと思います。

(この先の文章は、私の好きな『This is Me』を聴きながらお読みください。)

 私は今後、大衆受けする『売れる作品』ではなく、少数者向けの『心の拠り所』になる作品の執筆に専念するからです。

 もちろん、これからも小説は公募に出し続けます。しかし、大衆受けする作品ではないので、一次選考は落ちるでしょう。それでも私は、娯楽性よりも、メッセージ性を重視したいと強く思いました。

 世間受けする、派手な作品でないと売れないというのは、よく分かっています。美男美女のロマチックな恋愛は、読者受けがいいのは分かっています。でも、それは、リアルじゃない。小説はフィクションだからリアルさはいらないという意見も分かります。普通の男女が歯がゆい不器用な恋愛をする話を、リアルでも体験しているよくある話を、金を払ってまで読みたくないというのも分かります。

 私が伝えたいのは、「あなたは孤独でない」「みんな同じ失敗をしている」「テレビで流れるような派手な生き方だけが幸せでない」ということです。

 今の世の中、人と同じでないと、孤立してしまいます。多数が正義で、少数は悪という風潮があります。幸せの形は人それぞれなのに、多数者の思い描く幸せを『自分の幸せ』として思わなくてはならない、そういう世の中になってしまっています。

 自分の心を自分で騙して生きる生き方は、本当の意味で『幸せな生き方』ではありません。そういう生き方をしていると、人は心の余裕を失ってしまいます。

 心に余裕がないと、人は他者に優しくはなれません。誰も優しくしてくれないと、人の心はすさんで余裕がなくなってしまいます。負の連鎖はどこまでも広がることでしょう。

 そして、心の余裕は、お金や恋人では満たされるものではありません。それらは体を満たすものです。だから、そばにないと心が満たされなくなってしまうのです。心を満たすものは、形のないものでしかないのです。好きな人の笑顔、家族の何気ない気遣い。そういう形として残せないものこそが、心を満たすものなのです。

 小説は、文章という形はありますが、読んだときに感じる気持ちそのものは、形のないものです。派手で娯楽性の高い小説は、面白いです。でも、心に残らない。地味だけど、何度も読み返してしまう、読むと元気になれる、勇気づけられる、そういう作品を私は書こうと思います。

 私は、いつも思うのですが、人間ってバカな生き物なんですよ。人生はあっという間に終わってしまうのに、人目を気にして、自分に嘘をついて、最後は後悔して死んでいくのです。もちろん他人を傷つけることをしてはいけません。『本当の幸せ』というのは、みんなが幸せでないと成立しないからです。自分だけ幸せだと、必ずまわりの人から嫉妬や妬みの対象になります。自分だけよければいいという考えは、いつか身を滅します。

 一人で多くの人を救うことはできなくても、一人なら救えます。一人が一人を救えば充分なのです。一人、一人が幸せのバトンを渡し続ければ、最後はみんな幸せです。

 だから、私は、この世界のどこかで苦しんでいる人に向けて小説を書いて、それで誰か一人でも救えればいいと思っています。今後は、そういう作品を書いていきます!

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