鉄仙のショートショート

2012年に若年性パーキンソン病を発症。アマチュア作家。

創作に至る備忘録

 私、忘れっぽいので、忘れないうちに小説を執筆することになったいきさつを備忘録として残しておきます。

 

 2017年の9月、会社の人事発表に納得がいかなくて、その週末に転職を考えながら立ち寄った本屋で『ショートショートの宝箱』を立ち読みして、これなら自分も小説を書けると思ったのが小説家になろうと思ったキッカケです。

 これより少し前に、ブログ仲間のかんどーさんとみどりの小野さんが小説を書いていることを知って、小説もどきを少しだけ書きましたが、あれは小説とはいえるものではありませんでした。 

ショートショートの宝箱: 短くて不思議な30の物語 (光文社文庫)

ショートショートの宝箱: 短くて不思議な30の物語 (光文社文庫)

 

  実際、2週間で書いた作品を光文社に送ったら、大賞は取れませんでしたが、優秀作には選ばれました。2度も!

 それから、しばらくショートショートばかり書いていて、ショートショートの大きな公募にも応募しましたが、私は受賞はおろか最終選考にも残りませんでした。腹を立てた私は電子書籍を作って自分の作品の方が面白いことを証明しようと思い、一緒に作品を書いてくれる人を集め、小説サークル『堕楽堂』も作りました(現在、活動休止中)。

なないろ: ショートショート・アンソロジー (堕楽堂)

なないろ: ショートショート・アンソロジー (堕楽堂)

 

 面白いことに、一時ではありますが、同じ頃に発売したプロの作品集である『怪を編む:ショートショート・アンソロジー』よりもアマゾンで売れました。 

怪を編む: ショートショート・アンソロジー (光文社文庫)

怪を編む: ショートショート・アンソロジー (光文社文庫)

 

 おかげで、『ショートショート・アンソロジー』でグーグル検索すると、上の作品をおさえて、一番上に表示されたりもしました。その後、なぜだか、私が受賞できなかったショートショートの大きな賞も、私が受賞しなかった回を最後に終わってしましました。

 2018年の8月頃、ブログ仲間のかんどーさんが、2018年11月25日の文学フリマに参加するから一緒に参加しないかと誘われて、私は調子こいて「長編書いて私も文学フリマで売る!」と言ってしまいました。そのときの私は、長編小説を20年以上読んでおらず、長編小説なんて一度も書いたことがない状態でした。当時のやりとりを見ていた人たちは、仕事をしながら2、3ヶ月で長編小説を書くのは無理だと思っていたはずです。私自身も無理だと思っていました。

 実際、私も何をどう書けばいいのか分からず困っていたとき、同僚から「フィクションより、あんたの人生の方が面白い」と言われ、私小説を書くことにしました。若年性パーキンソン病の男が病気に落ち込みながらも、諦めずに仕事を頑張る話『かぎろい』という小説を書きました。過去2年間にあったことを圧縮して小説っぽくしただけの話なので、簡単に書けました。  

 このとき、私は小説のテーマをイメージできる音楽を聴けば、いくらでも小説が書けることに気がつきました。

『かぎろい』を書くときに使用した歌はこちらです。

 仕事をしながら、およそ2ヶ月で初長編を書き上げ、2週間ほどで本のレイアウトと表紙を作成して印刷会社に入稿して、紙の本を作ってしまいました。

 一応、これでも仕事のできる男なので、きっちり間に合わせました。

 文学フリマでは、そこそこ売れましたが、残念なことに宣伝が足りなかったので完売はしませんでした。その後、余った本は会社の上司と同僚に無料で配ったのですが、社内で口コミが広がり、お金を払うから欲しいという人が次々に現れて、結構売れました。その後、いきつけのお店の人にも売れてしまって、凄く申し訳なくなりました。

 今の作品と比べると、『かぎろい』の出来はイマイチでした。あれはエンタメとはいえない! 小説の形をした『自慢話』でした。すみません。

 その後、みんなに褒められた私は調子に乗って、二作目『希望のジレンマ』の執筆に取りかかりました。

 これがまた問題作で、その当時の私では書き切ることができない難しい作品でした。その頃、私は真剣に小説を書くためにプロの小説を読むようになっていました。ベストセラー作品を基準に、小説を書くようになっていたため、いつのまにか自分の力量を超えた作品の完成を目指すようになっていました。 

www.tessenshortshort.com 

 テーマがテーマだけに、この作品は絶対に世に出すべき作品だと思い、というか、あれを読んだら誰だってそう思うような作品だっただめ、私は自分の作品を完成させるために、会社員をやめることになってしまいました。私が会社員をやめる決定打は『希望のジレンマ』でした。本当にとんでもない作品ですよ。これでデビューできなかったら、私はあの作品を恨みます! 人生を変えた本は何かと聞かれたら、私は『希望のジレンマ』と答えます!

 そのとき聞いていた歌がこちらです。 

 ただ、この歌だけでは、執筆に行き詰まってしまいました。

 そんな中、京都文学賞の存在を公募ガイドで知って、京都へ飛び、『幻日(げんじつ)』の執筆を始めました。 

www.tessenshortshort.com

 そのとき聞いたのが下の2つです。

 そのあと、『すべてがFになる』を読み終え、『鬼滅の刃』と『Official髭男dism』にハマり、下の2つを聴くようになったら、あっさりと『希望のジレンマ』を完成させることができました。 

すべてがFになる (講談社文庫)

すべてがFになる (講談社文庫)

 
鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックス)

鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックス)

 

 やっぱり創作はインスピレーションなのだと思います。

 現在、下のを聞いて、短編ミステリー『密室家族』を執筆しています。

 書き終わったら、下のを元にシリーズもののミステリーを書きます。

 以上!