鉄仙のショートショート

2012年に若年性パーキンソン病を発症。アマチュア作家。

京都取材旅行から帰ってきました。

 先程、京都取材から帰ってきました。

 旅行に出る前は、京都を題材に小説を書かなければならないからといって、取材費が出るわけでもないのに、京都まで行くのはやり過ぎなのではないかと自分でも思っていました。

 しかし、実際に肌で感じた京都は、私が想像していた京都とは違いました。

 ネット上でみどころと紹介されていたものが思っていたものと違ったり、写真撮影が禁止なために積極的に紹介されていなかった仏像の神々しさに感動させられたりしました。 

 百聞は一見にしかずといいますが、正にその通りでした。

 観光客で有名な清水寺は、公共交通機関で楽に行ける場所ではなかったし、京都駅から歩いて15分ほどで行ける東寺で見られる仏像の神々しさは京都随一でした。

 京都の土産と言えば、抹茶。どこもかしこも抹茶のアイスティーを売っおり、お菓子は抹茶味ばかり。水道をひねると抹茶が出てきそうなぐらい抹茶推しでした。

 街の風景は独特で、近代的な建物と時代劇に出てきそうな建物が共存していました。中心部だけが近代的で、街外れは時代劇のような風景だと私は思っていたのですが、そのようなハッキリとした境目があるわけでなく、住宅街ですら、古い建物と新しい建物が交互に並ぶ町並みでした。

 実際の京都は、テレビやネットで見る京都とは少し違いました。写真撮影禁止のものは、テレビやネットではほとんど紹介されないため、本来の京都の良さが紹介しきれていないのだと感じました。

 世間では、インスタ映えするものばかり評価されているようですが、本当の京都の魅力は撮影禁止の場所にあると私は思います。

 今回の京都取材を経て、当初予定していた小説は書くのをやめ、京都の魅力を前面に推した文化の街・京都を題材に書くことにしました。

 京都旅行では、派手さばかり目が行きがちですが、本当に素晴らしいのは地味な部分に隠された深みにあります。古い・新しい、地味・派手。相反する物が肩を並べる。それが京都の魅力なのだと、今回の取材で分かりました。